昇る朝日はたんたんと

気象

昔、小児病棟に入院する子供の付き添いをしていた時のこと。厳しい状況で、私は心身疲労して、悲観的になっていた。小児病棟の廊下の突き当り東側に窓があった。皆まだ眠っている静けさの中、ふらふらと窓のそばに歩いて行った私は、窓の外に昇る朝日に気が付いた。ビルの連なりの中,たんたんと朝陽は昇り、等しくあたりを染めていく。「どんな状況にあろうと、昇らぬ朝陽はないのだ、誰人にも等しく朝陽は昇る。」「必ずよくなる」そう思えた。

それから人生の中で何度も、昇る朝日に励まされてきた。私は昇る朝日が好きだ。雲に覆われていようと、その向こうに朝日を感じることができる。

今は朝ん歩で海に行けるところに暮らしている。大阪湾に昇る朝日を存分に見て、深く息を吸い込む。さあ、これからだ。

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