動物が幸せを感じるとき

わんこ

著者のテンプルグランディンさんは、「視覚という独特の資質」を生かして、動物の行動の原因を探り当てる、自閉症の啓蒙活動と家畜の権利保護について世界的に有名な動物学者です。TV「スーパープレゼンテーション」でテンプルさんのスピーチを見たことがあります。とても魅力のあるスピーチでした。テンプルさんのこの本は私にとって目からうろこが落ちる思いでした。オオカミの研究が人工的に作った集団でおこなわれてきたため、社会生活に関する研究は誤解が生じていたこと。実際野生では群れで暮らさないオオカミにアルファオスはいないこと。サンを飼い始めて、犬の飼い主がアルファになるべしとする当時の訓練方法が腑に落ちなかった私は、この本で納得できました。皆オオカミについて誤解していたため、犬についても誤解が生じていたのです。私の感覚は間違っていないと安堵しました。私は犬のアルファになるのではなく、犬のお母さんになればいいのです。犬はいわば成長が停止したオオカミです(幼形進化)。遊び、探索して学ぶ機会をたくさん作ってやれるのは、私達飼い主しかいません。私たちは、わんこ達の「身体的な幸せ」+「精神的な幸せ」を目指していくことができます。

タイトルとURLをコピーしました