1月厳冬期のジャガイモ収穫

家庭菜園

ジャガイモは年に2回栽培チャンスがある。

2月下旬~3月に植えて5月下旬~7月に収穫する『春ジャガイモ』と、8月下旬~9月下旬に植えて11月下旬から12月に収穫する『秋ジャガイモ』で、それぞれ適した品種やメリットデメリットがある。

岡谷ガーデンで、2025年/2/28に植え付けた春ジャガイモは初夏にたくさん収穫することができた。友人たちの畑でもたくさん採れたようで、ありがたいことにいただくことも多かった。わが家は連日じゃがいも料理を試し、大量消費した。このころ、米不足米高値の騒動にいや気がさして、米を食べることを止めたわが家は、主食が「小麦粉・ジャガイモ・そば・オートミール等」になっていた。

有り難し、愛しのジャガイモ様だった。

保存したジャガイモは暑い夏を越して、芽を出した。芽はソラニンという毒なので、芽をとって食べたけど、「芽が出たジャガイモは植えたらええんちゃう」と思った。

イモ部分が柔らかくなってきて、芽がでている赤ジャガイモを、2025/9/27に植え付けてみた。秋ジャガイモは冬に収穫する。ちょっと植え付けが遅いけど、気候温暖化で、年内に何とか収穫できるんちゃうかと予想した。

日当たりのいい場所をよく耕して、深さ20センチのところに(夫が)植えた。2025年の春ジャガイモは深さ10センチに植えたら、地上部が繁茂してジャングルのようになり、土寄せができなくなった経緯があったので、今回(秋植え)は土寄せしなくてもいいように深く植えたわけ。

ちなみに、「ジャガイモの土寄せ」とは、イモの緑化防止・肥大促進・倒伏防止のために、通路の土を株もとに盛る作業だ。芽カキ後と花が咲いたら、土寄せする。

「2025/9/27植え付け」の札を立て、水やりも欠かさなかったけれど、いつまでたっても、ジャガイモは芽をださなかった。

忘れたころにジャガイモは芽を出した。植え付けから1か月以上経っていた。永遠に続くかと思われた夏が急速に終わり、季節は足早に秋へと進んだ。日中は暑いけど、夜に気温が下がる。

そこでジャガイモの保温のためにビニルトンネルをかけた。(2025/11/3投稿)

地上部はゆっくり成長していた。地下のイモがどうなっているかはわからない。

ジャガイモの収穫目安は、地上部が枯れてきた時だ。年を越して、気温はどんどん下がり、2026/1/6の朝は氷点下になった。温暖な淡路島でもこれ位は冷える。それまで元気だったジャガイモの地上部が寒さにやられてへなりとしたので、掘り返して収穫することにした。やばい、イモが凍っちゃう。

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ちゃんとジャガイモは育っていた。

しかも、びっくりするほど大きくて、皮の薄いきれいな肌、きれいな楕円球形をしている。

圧力鍋で10分蒸したら、手で皮がつるりと向けて、しっとりと甘いジャガイモを食べることができた。寒い季節にそだてると、葉でつくられた栄養素がイモ部分に蓄えられるようだ。

今回は地下20センチという深さに植えたこと、植える土壌作りを丁寧にしたことが、功を奏したと思う。イモを掘りあげる時土壌はふかふかのままだった。日中の強い日差しがダイレクトに土にあたるのを、ビニルトンネルが遮ったかもしれない。季節も味方して、寒くなってからは虫もつかなかった。春夏は虫がいっぱいくるから、初心者には秋栽培がおすすめだ。販売されている『種イモ』は病害虫にかかりにくい処理がされている。自家栽培の食用イモを『種イモ』として使うと、そのあたりの保証はない。まあ、自分で食べる分にはかまわないし、試してみるのが私は楽しい。

ところで、イモにとっては、やたら地上までが遠いところに植えられちゃったと、思っただろうか。あきらめずによくぞ芽を出してくれたものだ。(長いことかかったね)。

地中深く植えられたジャガイモの、『芽』はどうやって地上を目指すのだろう。

ジャガイモの根は常に重力方向(下)に伸びる性質がある。重力屈性(正の重屈性)という。

ジャガイモの芽は光の当たる方向(上)へと延びる性質がある。光屈性(負の光屈性)という。暗い土の中から光を求めて地上へと顔を出す。

これらの成長方向は、オーキシン(植物ホルモンの一種)に制御されている。重力がからむので、宇宙空間での研究も進んでいるそうだ。

ともあれ、地中深くに存在する種や、イモの芽が、地上を目指すというのは、私にとってはロマンあふれる現象だ。環境を嘆かず、芽を出す努力を続ける植物に、学ぶところが多い。

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