淡路島の洲本市・淡路市の『市の鳥』はチドリで、広く島民に親しまれています。
チドリにもたくさん種類があるのですが、私達が朝ん歩でいく海岸でこの夏みかけたのはコチドリです。コチドリは淡路島には夏鳥として渡来し、繁殖します。「ピューピュー」の声がしたら遠くから双眼鏡で観察していました。コチドリは風を切って空を飛び、砂浜は猛スピードで歩いています。せっかちか(笑)。コチドリは早朝、人が砂浜にいない時に現れるようで、早朝散歩の私たちによく姿を見せてくれました。私たちは、むやみに近づきませんしね。

ある朝、4羽のコチドリを一枚の写真に撮ることができました。夫婦とその子どもらしく、群れで一緒に動いていました。島内で繁殖したのだと思います。
このコチドリたちも8月中旬から見かけなくなりました。夏鳥なので、十分育った子どもたちを連れ渡っていったのでしょう。また、淡路島に来てくれるでしょうか。
コチドリに似合いませんが、コチドリたちのいた場所には漂着ごみがたくさんあります。私たち夫婦は自主ゴミ拾いをしていますが、拾っても拾ってもゴミが漂着するのです。

コチドリのいる砂浜の向こうに、ハマゴウ、ハマヒルガオなどのブッシュがあります。苛酷な海岸環境で生きる海浜植物です。ハマゴウは今、可愛い花を咲かせています。

海浜植物は海岸の景観を担い、海岸が浸食されるのを防いでくれます。コチドリなど野鳥の隠れ場所にもなります。

ところが、海浜植物を黄色いネットのようなものが覆ってきています。

検索するとアメリカネナシカズラのようです。
北アメリカ原産の寄生性のつる植物で、自身は葉緑素を持たず、他の植物に寄生して養分を吸収します。繁殖力・拡散性が高く、生態系等に大きな影響を与えます。「要注意外来生物」「生態系被害防止外来種」に指定されています。このような植物の個人での駆除は難しそうです。
「特定外来生物」の植物には、オオキンケイギク、アレチウリ、ナガエツルノゲイトなどが有名で駆除対象です。市の生活環境課に問い合わせましたが、アメリカネナシカズラについては、今のところ対象ではないと教えていただきました。
私の目の前で、海浜植物が寄生され枯れようとしているのですが・・・。漂着ごみも後を絶たないのですが・・・。すぐそばに飛来するコチドリ、アオサギ、セキレイ等を取り巻く自然環境が壊れつつあるのです。私たち『ヒト』は自然の一部です。自然環境を守るということは、私たちも生きやすい環境を守るということです。私達にできる事を、探していこうと思いました。