このところ、オリーブが黄色い花を咲かせ、緑の葉っぱの樹が黄色く見えるほどです。
オリーブ品種の多くは自家不和合性なので、実をならすには異なる2品種を近くに植えます。淡路島に住み始めてすぐ2本のオリーブの苗木を植えたので、8年目の樹です。一昨年、昨年とオリーブアナアキゾウムシに樹皮の内側を食害され重傷を負ったので、満開の樹々を見上げると、感無量です。
枝を1本とり、人工授粉を試みます。


樹の背丈も伸び、手では届かず、高枝ばさみに枝を持ち、人工受粉。
風に黄色い花粉が舞います。
クマバチがたくさん集まってきて、蜜を求め花から花へ飛びます。クマバチが訪れるのはまさに、受粉適期であると教えてくれているようです。クマバチは意識せずともオリーブの受粉を助けています。



舞う黄色い花粉と、飛び交うクマバチの競演に見とれました。
ずんぐりむっくりの体形で、大きな羽音をたてながら華麗に飛ぶクマバチは、温厚でかわいい働き者です。
大きな体に小さな羽であるクマバチは、通常の飛行機の理論上では飛べません。飛行機とは異なる理論で飛んでいます。ですから、「不可能を可能にする象徴」なのだそうです。
オリーブアナアキゾウムシの食害から見事に復活をしたオリーブの樹と、独自のメカニズムで空を飛ぶクマバチ。生きものに学ぶことは多いですね。
NHKスペシャル 人体Ⅲ(2025/5/25放送)では、地球上すべての生き物は「細胞きょうだい」というべき存在だと示されていました。オリーブの樹とクマバチと私(ヒト)は、細胞きょうだい。
そんなことを考えながら、生きものたちの日常の生活の一コマを、ブログで綴ります。
「実際に見てみたいわ」、という方はぜひ、岡谷ガーデンに遊びに来てくださいね。