歴史と生き物たちの森を守る人々

植物

先日、洲本市五色町鮎原三野畑(あいはらみのばた)の白巣山の自然観察会(主に植物)に参加しました。

ふもと付近には、ウツギとクサイチゴの群生。

ウツギは白い小さな花をいっぱい咲かせていました。この花が「卯の花」。初夏の風物詩として、唱歌「夏は来ぬ」にうたわれています。茎はストローのようにな中空になっているので、「空木(うつぎ)」というそうです。観察会は講師の先生が説明してくださるので、知的好奇心が満たされていきます。

クサイチゴは食べられるということで、おそるおそる試してみました。有害植物もありますから、野にあるものを食べるのは勇気がいります。

ナルコユリ。

釣鐘状の白い花が房のように垂れ下がって咲きます。

ナンカイアオイ。

葉っぱの付け根、暗紫色の花が土に埋もれるように咲いています。

フタリシズカ。

アオナンテンショウ。つくづく奇妙な形の花。

テイカカズラ。付着根をだして、樹木などに張り付きます。写真では椿の樹を覆いつくしていました。

 白巣山山頂には白巣城跡があります。

白巣城は自然の地形をうまく利用して作られた、戦国時代の山城です。江戸時代の地誌『味地草』には「険阻にして要害無双の城」と記されているそうです。白洲城についてはまた、別の機会に書きます。

もとは岩肌のむきだした山で、瀬戸内海や大阪湾が一望できたそうです。この日も小豆島全景を眺めることができました。

城は豊臣秀吉に攻められ炎上したと伝えられています。人間達の戦のあと、静かに植物が育ち、山を覆いつくし、見事な調和のもと豊かな生き物たちの森となっている。いつもながら、私は映画の「ラピュタ」を思い浮かべます。

ところで、白巣山の自然整備は、地元の方たちのボランティアで行われているそうです。「しらっさん」と親しみ込めて地元の方に呼ばれる白巣山。人と自然の営みが、続きますように。自然観察会ご準備いただいた皆様ありがとうございました。

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